80回以上頂上踏破している安達太良山なのですが、この厳冬期に頂上まで
いったのは初めてで感慨深い山行になりました。
朝のうちは風が強く、ゴンドラも動いてなかったので、出発は9時半ぐらいにな
る。
登り出すと風がやみ、時折雪も止んで陽が射す場面もあり、なかなかのコンディ
ションになる。
でも登りは、やっぱり体力勝負なんで息が荒くなり、寒いんだけれど体は運動量
で熱くなった。
まあ、それでも黙々と登っていくと頂上の乳首岩が浮かんでくる。辛かったんだけ
ど、この辿りついた達成感はなにものにも代えられぬ。
一応、岩にも登り”八紘一宇”の石碑の前で記念写真を撮った。でも霧でなんにも
見えず、なにより寒くて長居無用の状況ですぐに下山となった。
仙女平で昼食をとり、ゴンドラの終点駅も通り過ぎた。
でもこの五葉松平ルートの高低差が激しく、筆者の安物スノーシューだと滑る滑る。
幾度転んだ(落下した)ことか。
それでも無事、レストハウスに帰還できた。
今まで冬山は避けてきたのだが、終わってみれば楽しかったし、またやってみたい
気もしました。
なにより、年末年始にニセコで鍛えた経験がものをいった。
スノーシューの体験がないまま、今回の山行を決行したら、大変な苦労を強いられた
と思うし、隊の皆様にもご迷惑かけたのは間違いありません。