thermos


明後日から、気が重いのだが冬山に入らないといけないのだ。

散々、歩いた安達太良山なんだけど、厳冬期は別世界だし、厳しくなりそうだ。

本日、読み終えた本が”疲労凍死”だ。福島県内の某高校山岳部で実際に
遭った登山事故(17人のうち6名の犠牲者出る惨事になった)がモチーフであ
る。場所は、部員たちが熟知していた那須連山だ。

1955年ぐらいの昔の話なんだが、この時生き残られた方のおひとりが、以前
の職場で同僚(K氏)だったことがある。大変な悪天候で助かった部員たちも命
からがらの生還だったそうだ。

もちろん仮名で作品は描かれているが、K氏が誰かはすぐにわかった。

30年後ぐらいに助かった人たちを含む登山隊がヒマラヤ遠征に向かった。

そして、今度は雪崩で数名の犠牲者を出した。先頭を歩いていたK氏は難を逃れて
またも生き永らえた。

なんだか幼い頃から多くの仲間を失ってきたK氏の心情を思うと、やるせない気分と
いうか、悲しい気持ちになりました。

K氏は、もう70代半ばぐらいになられたと思う。


ということで、冬山の必需品テルモス(野外ポット)を購入しました。

メーカーは、THERMOSだ。要領は800cc。500ccでいいかなと思ったのだけ
れど、カップラーメン1回で終わりそうだったので大きめにしました。