本日は休日出勤をつつがなく終えた。

仕事振りを公開する場面が、フルにあったりし、多少、緊張はしたが俺のする
仕事のやり方はいつも通りで、なんも変わりはない。

ありのまま・・・

明日は休みになる。

右ひざは痛いけど、山に入るつもりだ。

「あなた、その膝で安達太良を登るなんて無理よ。それより、お昼は一緒に
 ランチを食べよう」

妻は、俺の山行を思いとどまらせようと必死の様子だ。

女房サービスも正直したい・・・

けど、今日まで、というより膝をぶっ壊してまで走りこんできたのは、山に
行くためだけだ。

「これ以上、足を痛めてどうするの?自己満足?」

違う?おれひとりなら、どうにでもできるがパーティ(複数)の場合、
未経験者ばかりでガスに巻かれたら大変なことになる。

そのパーティの案内人になることが確定しているのだ。安達太良をあまり知ら
ない人たちへ、なにか遭ったらどうするの?

人の命っていうものの重さを考えろ。

「どうして、そんな役目を引き受けるの?安達太良山のことは知らないとか、
 膝を痛めたといって辞退すればいいじゃん」

女房は、そういうのだが、もう決まったことだ。

先日も書いたが、安達太良山頂にて俺は視界ゼロという恐怖の経験もあった。

難しい山ではないが、経験と勘がないとパニックになると思う。

どんな低山でも油断はできない。

俺をはずそうという噂もあったらしいが、実行部隊からの要請で俺の
参戦は決定したみたい?

山では、なにか遭ってからでは遅い。俺程度でも必要とあれば出動するだけだ。

あと、これまで無私の気持ちで登山、いやランニングを続けていた。競技とか
仕事になるととても煩わしい。

山行は飽くまで俺の個人的な趣味嗜好である。俺で不足なら、有料のガイドを
雇った方が無難ではないだろうか?

来年からは妻の助言に従うことにするかな?俺は、こういう野郎なもんで、
自分の好きなように自由な山行がしたい。才能がない山行だが、こつこつと
地道に登り続けてきた。

「あなたひとりぐらいなら、這いつくばっても回収するからね。妙に若い娘
 から連絡があるみたいだけど、大丈夫?」

なんだそりゃ?聞きたくなかった妻の言葉だ。

山中で迷うことが怖い?

そりゃ怖いわさ。

また愚痴になるけどさあ・・・

妻の若い頃は、清純派でねえ。

ほんと今とは違って・・・

おっと、このあたりで今宵はオヒラキといたします。