FUNBE


襟裳岬って、今も昔も森真一の曲がエンドレスに流れている。ぼくが学生時代
から現在に至るまで変わっていない。

1999年、この頃も景気が悪かっのだろうねえ。民宿のおばさんが客引きを
していた。

『俺らは、この先のキャンプ場で泊まるつもりなので』

と、丁重にお断りした記憶がある。

時刻は夕暮れ時なのだが、まだまだ蒸し暑かった。百人浜オートキャンプ場へ
向かっていると、この暑いのに革ジャンをビシッと着込んだ2台のアメリカン
マシン(たぶんハーレー)に追い越された。

黒いドカヘル、グラサン、口髭、がっちりとした体型・・・

ふたりともまったく同じ外見で、たとえていうならバイキング?

なんだか噴き出しちまった、1999年の盛夏の話だ。


画像は、黄金道路沿いのフンベの滝にて。

フンベとは、アイヌ語で”鯨”の意。

昔、このあたりの海岸に鯨が打ち上げられていたことから、その名がついた。


昨日、職場で仕事をしていたら窓ガラスからゴーンという轟音が響いた。

なんと大きな山鳥が体当たりしていて、すぐに天に召されました。

この道一筋23年のぼくなんですが、初めての珍事です。