1999年の北海道ツーリングは、苫小牧から襟裳岬を経て、百人浜オートキ
ャンプ場で初日の幕営とした。
百人浜って、幕末にこのあたりの警備を担当していた南部藩の船が遭難したこ
とから、その名がついた。百人の犠牲者が出た浜ということで。
キャンプ場ができてからもいろいろな噂が絶えなかった。やがて、海岸付近か
ら、やや内陸へ移転したことから、やっぱりと思う方も多かったらしい。
でも違うと思った。そんな事故が遭ったポイントなんて、道内にいくらでもあ
る。設備を更新するより、なんぼでもある土地へ新しいサイトを作った方がメ
リットがあった?
事実、低料金で全面芝の素晴らしいキャンプ場だった。奥には、老人福祉施設
用の入浴施設があり、キャンパーもそこを利用できた。
ぼくは、レベルの高いキャンプ場だと今も確信している。
もしかして、見てはいけないものとは、深夜徘徊をされていたご老体では?
ちなみに”真夏の夜の夢”という拙作のオリジナル小説の初日の舞台となった
キャンプ場だ。
”考えるな、感じろ!”
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