利尻山の8合目まで、つまり長官山付近で休憩した後、少し下りになり、避難小屋
を過ぎたあたりから勾配がきつくなった。
そして”ここから先が正念場”という看板を目にした。
この時ほど、がっかりしたことはなかった。
早朝5時から歩いてくたくたなのに、それでも正念場なのか。
でもまさか、そんなに酷い状況になるとは思わなかった。
そしたら、もの凄い正念場になった。
苦労して、ようやく登頂したらガスでなにも見えなかった。
でも、ここまで登れただけでよしとしよう。
そう、思えた。
この辛い仕事の山も利尻の時と同じように乗り切りたい。
しかし、さっきまで書斎で仕事を続けていたのにまだ終わらない。
現実の山を抜け出さないと。
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