たまには、銀幕でも観にいくか・・・

ということで話題の映画”レッドクリフ”を観に出かけた。

直訳通り、赤壁、つまり中国史上最大規模の戦い”赤壁の戦い”のことだ。

その頃の日本は、まだ横穴を掘った住居で狩猟をして暮らしていた時期かも
知れない?

私は特に三国志マニアではないが、一応、読書人の端くれとして、吉川英治の
三国志全十巻ぐらいは、20代の頃に読了している。

曹操は野心家であり実力者だ。劉備は人徳があり、人をひきよせる魅力がある。
孫権は若年ながら豊穣な地の利を得た呉の碧眼児という。

曹操に追われた劉備が呉の孫権と手を組んで、赤壁の大河を挟み、曹操軍と
対峙する。

あんまり書くとネタバレになるので、ほどほどにしておこう。

曹操に虐められ、追いつめられても、この頃の劉備の配下は、本当に人材
キラ星のごとしだった。

関羽、知性と武勇を兼ね備え、現代まで中国の人々から神の如く崇拝されている。
横浜中華街を始め、世界各地に存在する関帝廟は、もちろん関羽を奉ったものだ。

中国最強の武将、張飛、劉備・関羽と義兄弟の契りを交わした桃宴の誓いはあま
りにも有名な話だ。

生まれた日時は違えども死する時は同じ・・・

超雲子竜、実は自分が一番好きな将軍だ。知勇兼備、男気にあふれ、誰よりも
長く生きた。関興(関羽の息子)や張翼(張飛の息子)の雄々しい姿を見て、
往年の関羽、張飛の姿がオーバーラップして涙したという。

また、なんといっても諸葛孔明・・・

人智を越えた智謀の数々・・・

天の声、地の利、人の和。

実力のある曹操には天の声があり、豊穣な地の呉王孫権には地の利がある。

勇将・智将がつどう劉備には”人の和”があった。

なんて語っていると終わらなくなるので、今宵はこのあたりで。