浅田次郎の小説にハマり、昼休みなど暇があれば目を通して楽しんでいる。

どれもじ〜んとくる作品ばかりなのだが、ひとつだけ腑に落ちない?短編が
あった。

”黒い森”だ。

海外赴任が長く婚期を逃した40男と30前半のキャリアウーマンの結婚に
まつわるストーリーである。

美しく古風でもあり、仕事ができる婚約者なのだが、男は周囲から、なに
ひとつ説明がないまま結婚を猛反対されてしまう。

重役列席の社内会議の議題にもなり、上京してきた母親にも悪いことは言わ
ないから慰謝料を払ってもあの女とは別れろと諌言される。

理由は誰も言わない。

とにかく伏線だらけの謎の女だ。本人は意味がさっぱり分からない。

というより、読者にも理由が分からない伏線が張り巡らせれている。

エンディングは果たしてどんな波瀾にとんだ展開になるのだろう?

わくわくしながら小説を読み進めていくと・・・

読み終わってしまいました。

つまり、伏線を張りっ放しで結論がない。

読み物としては、あり得ない。

おいおい勘弁してくれよ。アメリカのB級コメディドラマじゃないんだから。

伏線張ったら結論に繋げないと。


明日から2泊3日で山行にでる。やはりメインザックがとてつもない重さで
目眩がしている。