この1年を振り返ると知床岬踏破、これに尽きる。

昨年、仲間(コマンダーさん、ミヤさん、AOさん、ラッシャーくん)が
ついに知床岬を攻略したが、俺は日程の都合でどうしても参戦できなかっ
た。画像を拝見すると皆さん、本当にいい顔をされていて、同じ空間を
共有できなかった自分がとてももどかしかったし、凄く羨ましかった。

知床岬攻略は、5年前から噂には聴いていた。できれば成し遂げてみたい
と思っていたところ、3年ぐらい前にコマンダーさんが実行しようという
話をし始めた。いろいろな問題や心配してくれる人もおり、翌年は断念。
そして、2004年、俺以外の4人は見事、知床岬に到達する快挙を成し
遂げた。

日程の都合で参戦する機会を失った俺は、半ば諦めかけていた。羆が
ウヨウヨで念仏岩など危険過ぎるポイントが多いので、単独入山も禁じら
れているし。

そんな今年の6月、札幌のAOさんが、日程が合えば岬までつき合って
くれると一通のメールが届いた。まじっスか。俺は狂喜して準備にかかっ
た。準備は、まず体をつくることだ。それで毎週末の狂ったような登山を
するに至ったワケだ。

実際に知床岬へ突入すると、20数キロという短い距離も道がないという
困難で悪戦苦闘を強いられた。大きなゴロタを延々と歩くし、高いところ
があまり好きじゃない俺に念仏岩や兜岩などのスペシャルな難所が待って
いたし。

それらの艱難をすべて克服し、知床岬へ到達できた感想は、感動・・・

というよりもよく生きてここまでこれた。年齢的にも体力的にもギリギリ
だったかも知れない。でもAOさんは、俺より6つも年長なのに2年連続
で岬踏破をするのだから凄い。勝手な行動で、AOさんに迷惑ばっかりを
かけた俺はまだまだ甘い。

ミヤさんやラッシャーは旅で出会った。コマンダーさんやAOさんは
ネットで知遇を得た。本当に偶然の出会いで知り合ったのに誰もが知床岬
を目指した。

現在、男たちの大和/YAMATOという映画が上映されている。

俺の2005は、

男たちの知床岬/世界遺産

みんなが突っ込むなら俺もなんとしても知床岬へ突入した1年だった。