ニセコ駅前に出ると、迎えにきていだだくはずの村長さんがいない。
なにかの手違いかなんて思っていると、
「すいませ〜ん、シャッター切ってくださいますか」
若いカップルから声をかけられた。
『は〜い、1+1は』
「に!」
なんだかやたらサービスのいい筆者であった。
「やあ、どうもゴロウさん」
暫くすると、村長さん現れる。
「ごめん、ごめん、まだ列車が到着してないと勘違いしてました」
『いや、なんも、なんも、今回もお世話になります』
車の中で、
「今日さ、寿都の永澤商店で巨大アンコウを仕入れてきたから、アンコウ鍋
パーティになるよ」
意気揚々と村長さんは語っていた。
「ゴロウさん、おかえりなさい」
宿につくと、さっそくユミさんが出迎えてくれた。
滞在する部屋は、夏も連泊した大部屋である(冒頭の画像)
懐かしいっ、ねええ(田中邦衛風)
風呂は村長の息子さん(長男のTくん)と駅前温泉「綺羅之湯」でじっくりと
浸かった。
Tくんは、若くて(23歳)、キリッとした好青年だ。やはり風貌が村長によく似て
おられる。
村長さんも若い頃はこんな感じの好漢だったのだろうなあ(今もですが)
ぼくも初めて北海道にやってきたのは大学4年23歳の秋だった。
「ゴロウさん、ニセコまで長万部経由できて正解ですよ。ぼくは札幌から帰省
してきたんですけど、半端じゃない混雑でした」
やっぱり、なんとなくそんな気がしていたんだよねえ。
ちなみにTくんは、札幌市内のTV局に勤めているそうだ。”水曜どうでしょう”の
あの局でF村Dとかも面識があるらしい(凄い)←どうでしょうのカレンダーホスイ!
その後、部屋でゴロゴロしていると、スキー組の皆さんが戻ってまいりました。
『あれえ〜、マエダさん!』
「おっ、ゴロウさん!」
いやあ、夏以来お久しぶりでした。マエダさんは夏冬というかオールシーズン
やってくる常連さんでした。暫し、再会を喜び合う。
「ご飯ですよー」と、村長さんの声が館内に響いた。
そして、アンコウ鍋パーティへと。
まずは、ソイとヒラメのお刺身を堪能する。この新鮮で身の引き締まった舌触りは
なんともいえぬ美味しさよ。
メインのアンコウ鍋は絶品だ。福島では常磐沖アンコウという最強のブランドが
あったのだが原発事故以来食べていない。いや食べれなかったのでアンコウが
懐かしくて懐かしくて(TT)
どうです。このアンキモ。通常は味噌と併せるのだが、キモがあまりにも巨大なの
で、一部はサッと姿煮にして、そのままいただきました。
マイウ!
↑ちょっと煮たアンキモです。まさにホワグラの味、絶品でござんした。
そしてワインもガンガン、したたかに酔った頃、いつもの通り、
「ゴロウさん、ゴロウさんの物真似やってよ〜」
のリクエストの声があがる。
ご馳走、ワイン、酔い心地・・・・
富良野に、いやさニセコに黒板五郎が帰ってまいりましたぞ〜
蛍、いつでも富良野にかえってこい〜
2012年の暮れもずいぶん押し迫ってきた。
明日からは強烈な寒波がやってくるらしい。
カンパーい!
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